森の香り*魂のヒーリングセラピー

愛知県小牧市で、ハート(感情・心・魂)の声を聞くカウンセリング、傾聴、本来の自分と心身の安らぎをサポートするヒーリングを行っています
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神話「岩戸開き伝説」を読み解く

天照大御神(アマテラスオオミカミ)と八百万(やおよろず)の神々の
「岩戸開き伝説」をご存じの方もいらっしゃると思いますが、
この伝説に、現代を読み解く、神意が示されているように思いますので、
それについて書いてみたいと思います。

最初に、その内容ですが、
『天照大御神が、弟である須佐之男命(スサノオノミコト)の
乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)な振る舞いに怒り、
天岩屋(あまのいわや)に引き籠もってしまいます。
その結果、高天原(天上界)と地上界が、暗闇の世界となり、
さまざまな禍が発生することになりました。

八百万の神々は困り果て、
思兼神(オモイカネノカミ)の発案により、会議を行います。

岩戸の前で様々な儀式を行った後、
天宇受賣命(アメノウズメノミコト)が、伏せた桶の上に乗り、
胸をあらわに踊ったので、集まった神々は大笑いをします。

その笑い声を聞いた天照大御神は「いったい何事だろう」と
天岩戸を少し開けます。
その時、「尊い神が現われたから、それを喜んでいるのです」
と言って、天児屋命(アメノコヤネノミコト)と、布刀玉命(フトダマノミコト)が、
天照大御神の前に鏡を差し出しました。

その鏡に映し出された自分の姿が、
その「尊い神」だと思った天照大御神は、その姿を
もっとよく見ようと岩戸をさらに開けたとき、
隠れていた天手力男神(アメノタジカラオノカミ)がその手を取って、
岩戸の外へ引きずり出し、すぐに布刀玉命が、
しめ縄を岩戸の入り口に張りました。

こうして天照大御神が岩戸の外に出てきたことで、
天上界も地上界も明るくなり、元の世界を取り戻すことができました。』
というお話です。

   image27.jpg


これを、現代の状況と照らし合わせるなら、
今は、ほんの少し岩戸を開いた天照大御神が、
鏡に映った「尊い神」を見て、
実は、それが自分のことであったと、
気づきつつあるところと言えなくはないでしょうか。

須佐之男命の乱暴狼藉な振る舞いとは、
例えれば、
自らの行いを省みない現代人の在りようと捉えることができ、
社会から身を隠し、引き籠もっている人等は、
天照大御神と同じ立場であると言えます。

そんな時、会議により、
神々は、それぞれ得意な役割を受け持ち、
皆で力を合わせて、天照大御神をなんとか外に連れ出そうと
力を合わせます。

思兼神は知恵で、
女神天宇受賣命は美と踊りで、
天児屋命と布刀玉命は、はかりごとで、
天手力男神は腕力で、
他の神々は愉快な笑いで。

それぞれの神が、自らの役割を持ち、
この世界に再び光をもたらそうと力を合わせました。

そして、天照大御神が行ったこととは、
ほんの少し扉を開いただけ、
そのタイミングを見計らって、
天手力男神が腕力で引っ張り出しました。

その扉とは、もしかしたら、「心」の扉かもしれません。

何かを信じて、誰かを信じて、そして、
自分を信じて、
ほんの少し、扉を開きさえすれば、
それを見定めて、引っ張り出してくれる人が現われる。

天照大御神は、
ただ、その存在だけで、そこにいるだけで、周りを照らす存在。

その光は、分け隔て無く、
何に対しても、光を照らす。温もりを届ける。

それが、役割です。

しかし、天照大御神が出てこなければ、
この世界には、さまざまな禍が発生した、とあります。

世界を照らす、とは、それ程までに大きなお役目なのですね。

私たちは、皆、役割を持って産まれてきています。

その役割を、活かせるかどうかは、
本人の意志だけでは不十分で、
周りの力、サポートが必要だということも、
この物語は伝えているのではないでしょうか。

自身の役割とは何かを一人一人が自覚し、
天手力男神が良いタイミングで天照大御神を引っ張り出したように、
然るべきタイミングを読み、適切な役割と、その行いをしていくこと、
それが、この神話の意味に隠されている、神意の一つではないかと、
思います。

今、世の中の、間違いを正しく判断でき、あるいは純粋さゆえに、
岩戸に隠れざるおえなくなってしまった人達の、
一人一人の岩戸開きが求められているところではないでしょうか。


※神々の名前や読み方、神話の解釈には諸説あるようですので、
先の神話の説明が必ずしも正しいということはありません。



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[ 2018/03/14 16:52 ] 神話 | TB(0) | CM(-)